2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

やっとこさ、夢の中に彼が出て来ました。 前にもはちみつを舐めさせに来たのですが、「なんじゃそりゃ」という感じで。 といってもメッセージ性は特に無く、生きてる時と全く変わらない感じだったことしか覚えていません。なんつーか、もっとわかりやすく出…

海街diary: 陽のあたる坂道 (3) (フラワーコミックス)作者: 吉田秋生出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/02/10メディア: コミック購入: 22人 クリック: 305回この商品を含むブログ (173件) を見る 私の住まいは山形で、姉の住まいが鎌倉なので、劇中の風景…

気がつくと、彼の姿を探しています。 その辺に来てはいやしないか。朝の誰もいないリビングで、職場の廊下で、自分の部屋で、見えやしないかアンテナを張っていますが、悲しいかな一度も私の前には表れてくれません。 昔、よく話をしたのです。 オカルト話が…

ごうごうと風がふいて、立派なお墓の前でみんなでよろめきながら手を合わせます。毎日、おじさんとおばさんはここに甘い缶コーヒーを供えに来ているそうです。おうちから車で5分、山を正面に見据えた、立派なところでした。 告別式から一週間。 私と後輩が…

死別反応、という言葉を調べていたら、こんなサイトを見つけました。 ・グリーフとは何か http://www.sogi.co.jp/sub/kenkyu/grief.htm 今、私真っ最中にいますが。すごくわかりやすくてためになりました。

日常は淡々と過ぎて行きます。 仕事が手に着きません。 食事も喉を通りません。お昼ごはんを買おうとコンビニに行っても、何が食べたいのかわかりません。うろうろするばかりで、手が震えます。おなかは絶えず空いていますが、そんなに量がいけません。 毎日…

君は覚えてるかな9月21日のあの夜のことだよ なんでもわかったふりをしてた僕のこころを 雲を追い払うみたいに 君は変えて行ったんだ 僕らの心音は鳴りっぱなし 魂が歌うキーまでハモリっぱなし 僕らの踊りが一晩中きらきらしていたものだから 星もかすん…

あわただしく期中法要を終えた後、遺骨を自宅でお迎えすると、内輪だけでの席が設けられていました。 みんな、少しだけ顔つきが違っています。 火葬後は気が楽になったのでしょうか、幾分和らいだ表情をしています。あちこちで会話が弾んでいます。 私のこと…

ゆうべから降り続いた小雨は、しだいに雨音を増しています。 4時間ほど眠ったでしょうか。 「いびきかいて寝ったっけぞ」 二時間しか寝ていないお兄さんが笑います。 着替えに、彼の部屋をあてがわれました。 喪服に袖を通しながら、窓から見える風景を眺め…

Greatest Hitsアーティスト: Earth Wind & Fire出版社/メーカー: Sony発売日: 1998/11/19メディア: CD購入: 3人 クリック: 60回この商品を含むブログ (43件) を見る告別式に流す曲を、葬儀屋のS野さんとお兄さんとで選んでいました。彼が好きだった曲とか、…

棺桶のプラスチック窓から覗き込むと、顔の周りにきれいな花がみっしり敷き詰められていてファンシーな感じがします。 日に日に濃くなる生気の失せた顔色とは裏腹に、相変わらず本人は涼しい表情です。 今朝は早くから小雨が降っていました。自宅から彼の住…

彼が亡くなった場所に、仲間と一緒に花をたむけて来ました。 気持ちのよい晴れた空にはなんだか不釣り合いです。 ポテチはコンソメでいいですか。 ビールはアサヒでいいですね。 納棺にあわせて、スーツを着せてもらっていました。 今から「行ってきます」と…

居間の片隅で、弔問客へお茶の用意をしていると、お客さんの一人が 「この方は・・・?」 そりゃそうだ。 おばさんが咄嗟に、「大学時代の友達なのよ、わざわざ手伝いに来てくれて・・・」と紹介してくれました。「あの子のお嫁さんになってほしかった子なの…

生まれて初めて、「驚かないで聴いて欲しい」という台詞を自分に向けられました。 あんなに悲しい思いは、もう二度とないでしょう。 2日、私が世界で一番大好きだった親友が亡くなりました。 彼とは、数年前に恋人としての関係に終止符を打ちました。 色ん…