剣道歴が3年ある。


中学の部活で、何もわからないまま気分だけで入部したそこが、全国大会を目指して(実際行ってしまうから凄い)鬼軍曹のような武闘派顧問の元稽古に励む独立愚連隊ということは、入って1日で理解した。地元の小学校で腕をならした凄腕のクラスメイトが居並ぶ道場で失神した回数は数知れず。カリスマ顧問の厳しい教育の元、初心者の私でもなんとか形になる程度の腕になり、そこそこの成績も残す事ができたことは奇跡と言ってもおかしくない。


そんな部活のメンバーと10余年ぶりに飲んできた!


幼かった面影をかすかに残す程度でしかない、すっかり凛々しくなった男たちがいっぱいで驚いた。中身はちっとも変わっていなくて、卒業以来ご無沙汰していた私のことも熱烈歓迎というか過剰なほどの持ち上げぶりで、あんなに女の子扱いをされた飲み会は未だ経験したことがない。


考えてもみると、彼らの私のイメージは、赤いほっぺの頭の悪そうな女子中学生のままな訳で。
男の子みたいな体型だったし、髪型だって角刈りみたいなますらおぶり
今は背も伸びたし、髪ものびてる、なんたって化粧もしてる。


ギ ャ ッ プ の 力 恐 る べ し ! 


・・・といっても、中身がまんま変わっていないのはお互い様なので、すぐに化けの皮ははがされましたがね!(泣)


昔の自分の剣道は、まさに火事場のクソ力だったそうで、全国大会に行くほどの強豪が、軒並み口を揃えて「お前の小手は神経が麻痺する打撃」「防具から外れたその日は再起不能」「しかもノーコン」「お前の面は、『○○(本名)の面パンチ』と呼ばれて、全員から恐れられていた(というか嫌がられていた)」と今になって聞かされ死にたい。てか、そういうことは現役時代に教えてくれみんな・・・orz


当時、私はずいぶん男子に嫌われていると思っていて、会うのも本当はものすごく恐かった。
そうじゃなかったと知って、ますます嬉しくなる夜でした。お前らみんな愛してっぞ!